滋賀県産業支援情報メール配送サービス IRCS News ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 技術普及講習会および機器利用講習会の開催について ──────────────────────────────── センターでは,今年度超臨界水反応を利用できる「プラスチック相容 化装置」を導入しました。企業のみなさまに活用していただきたく, 「超臨界とはどういうものか」を超臨界第一人者の佐古猛教授にお話し いただき,同時に本装置の説明と取扱い講習会を開催することになりま した。超臨界反応を利用すれば,通常では不可能な反応が期待できます ので,FRPなどの分離・分解などが可能となります。 廃棄物処理に困っておられる方,再資源化技術や新材料を開発されよ うとしている方など,関係者の出席について格別のご配意を頂きますよ うお願い申し上げます。 ■日 時 平成18年1月24日(火) 13:30〜16:40 ■場 所 繊維・有機環境材料担当(長浜) 長浜市三ツ矢元町27−39 二階研修室/開放試験室 〒526-0024 長浜市三ツ矢元町27-39 ■技術普及講習会「超臨界流体技術の現状と今後の展望」(13:30〜15:00) 静岡大学工学部物質工学科 教授 佐古 猛 氏 有害物質の無害化,廃棄物のリサイクル,バイオマスの資源化,有機 溶媒を使用しない合成・重合,高機能性の材料創製・加工技術など,様 々な産業分野で超臨界流体が使われようとしています。今回の 講 演では,現在最も注目されている超臨界水,超臨界二酸化炭素,超臨界 メタノールに焦点を当てて,超臨界流体の特異な性質とその特性の制御 方法,代表的な応用例として,環境保全・エネルギー回収技術,有機合 成・ポリマー重合技術,新材料創製・加工技術,抽出分離技術,精密洗 浄技術などについて,技術の現状と将来性をわかりやすく説明します。 ■機器利用講習会 (15:10〜16:40) 日本分光(株)LC技術部 LCシステム課 堀川愛晃 氏 (1)超臨界流体技術の検討に利用する実験室内使用装置の紹介 超臨界二酸化炭素や超臨界水を利用する技術は,種々の装置を接続し たシステムを使用して実施します。特に,圧力や温度の制御装置,超臨 界状態とする容器やセルなどに多くの特徴を有し,これらの基礎的な知 識を得ることが実験を成功させる重要なポイントの一つとなります。基 本的なシステム構成例や目的別応用システム例を紹介しながら,各種装 置の説明を行います。 (2)超臨界水システムの取扱い方法の説明 超臨界反応システムの実機を見学しながら,装置の特徴の説明と操作 方法などについて説明する実習を行います。 ■申 込 先 miyagawa[at]nag.shiga-irc.go.jp 詳しくは、こちらをご覧下さい。 http://www.hik.shiga-irc.go.jp/kosh_nag/H17/sc-annai.pdf ──────────────────────────────── ○メール配送サービスへの登録変更手続きは以下をご覧下さい。 http://www.shiga-irc.go.jp/ircsnews/unsubscribe.html ○その他不明な点がある場合は下記アドレスまでご連絡ください。 ircsnews-master[at]shiga-irc.go.jp ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 滋賀県東北部工業技術センター http://www.hik.shiga-irc.go.jp/