滋賀県産業支援情報メール配送サービス IRCSNews ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 琵琶湖サスティナブル・ミーティングの開催について 『社会の持続可能性を測り、図る;エコロジカル・フットプリントを使って』 ─────────────────────────────────── わたしたちは、前世紀、発展をキーワードにして、豊かな社会づくりにまい進 してきました。その結果、大量生産、大量消費、大量廃棄を柱とする先進国の 社会経済システムが実現しました。今やアジアの国々も次々と仲間入りし、世 界の人口のそれぞれ約2割をもつ中国とインドが参入しつつあります。 わたしたちの生活は地球の物質、太陽から受けるエネルギー、それらを元にし て営まれる生命活動から生み出される資源と機能、すなわち生態系の恵みによ って支えられています。先進国型の社会を維持するためには膨大な資源とCO2 を含めた廃棄物の処理機能が必要です。 わたしたちの生活と社会は持続可能なものなのでしょうか? それを測る物差しのひとつとして提案されたのがエコロジカル・フットプリン トです。人間経済にとって必要となる生態系の恵みを産み出している地球の面 積(土地と水域)を算出する方法です。日本のエコロジカル・フットプリントは 4 . 3ha/人。これに対して地球上の生産能力を持つ土地・水域面積は1. 8ha/人 しかありません。したがって世界中のすべての人がわたしたちと同水準の生活 をしたとすると、約2 .4個の地球が必要となります。アメリカ人レベルだと約 5個です。 エコロジカル・フットプリントを使って、地域やまちの持続可能性を点検し、 持続可能な社会づくりについて考えます。 ★開催日時 2006年3月15日(水)13:30〜16:00 ★場 所 滋賀県厚生会館別館4階大会議室 ★申込方法 所属とお名前を下記事務局まで電話、FAX、Email のいずれかでお知らせ下さい ★プログラム 13:30〜 開会 滋賀大学 中野 桂助教授 13:45〜 <話題提供1> マティース・ワケナゲル博士 14:45〜 <話題提供2> 同志社大学 和田喜彦助教授 15:00〜 ディスカッション 主催:滋賀大学環境総合研究センター、滋賀県 共催:エコ村ネットワーキング 話題提供者Profile ●マティース・ワケナゲル Dr. Mathis Wackernagel 1962 年スイス・バーセル生まれ。エコロジカル・フットプリント指標の開発者の一人 であり、世界的な活用・普及を促したリーダー的存在。 環境シンクタンク「グローバル・フットプリント・ネットワーク(GFN)」代表。 2005 年米国・エコロジー経済学会 第二回「ハーマン・デイリー賞」受賞。 共著書:『エコロジカル・フットプリントの活用〜地球1コ分の暮らしへ』,『エコロジ カル・フットプリント〜地球環境持続のための実践プランニングツール』(共に合同出版) ●和田 喜彦 同志社大学経済学部助教授。2005 年よりNPO 法人エコロジカル・フットプリント・ ジャパン会長。ブリティッシュ・コロンビア大学では、ワケナゲル氏とともにウィリア ム・リース教授の元、エコロジカル・フットプリントの開発に関わる。 …参加申し込み、お問い合わせは下記事務局まで… 事務局:滋賀県琵琶湖環境部水政課琵琶湖環境政策室 担当 山口 滋賀県大津市京町4-1-1 TEL 077-528-3354 FAX 077-528-4833 Email dc0003[at]pref.shiga.lg.jp ─────────────────────────────────── ○メール配送サービスへの登録変更手続きは以下をご覧下さい。 http://www.shiga-irc.go.jp/ircsnews/unsubscribe.html ○その他不明な点がある場合は下記アドレスまでご連絡ください。 ircsnews-master[at]shiga-irc.go.jp ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 滋賀県商工観光労働部新産業振興課 http://www.pref.shiga.jp/f/shinsangyo/