岡田 俊樹

専門分野
醸造関連技術、食品関連技術、微生物育種
技術支援
担当機器:食品微生物培養装置等
研究テーマ

県オリジナル醸造用酵母の選抜と酒造特性の検討

期間

平成30~令和5年度

概要

華やかな香りが高い日本酒が醸造できる清酒醸造用酵母の開発に取り組みました。酵母は、日本酒造りではアルコール生産を担うほか華やかな香りを形成します。果実香(リンゴ・洋ナシのような香り)を多く生産する酵母を選抜し、吟醸酒でよりフルーティーな香りが特徴の日本酒を目指します。

実績

令和2年度より新規県オリジナル清酒酵母「IRCS-SC9plus」として分譲を開始しました。次いで、別の果実香(バナナ・メロンのような香り)を多く生産する酵母を令和4年度より「IRCS-003F5 plus」として分譲を開始しました。現在これら酵母を利用して造られた日本酒(近江の地酒)が発売されています。

研究テーマ

清酒製造における酒母(しゅぼ)の安定製造法の開発

期間
平成25~28年度
概要
伝統的な清酒の製法で、アルコール発酵酵母の大量培養に硝酸還元菌と乳酸菌を利用して酵母を醸成する製法(生もと系酒母)があります。これは微生物を自然界から引き寄せ、自然発生的に増殖させるため製造は不安定なこともあります。そこで、製造過程から分離した微生物を利用して製造が可能か検討しました。その結果、製造で利用可能な乳酸菌等の取得ができ、小仕込み製造試験から既存の製法と成分値等遜色なく製造日数の短縮も示唆されました。
実績
JST FS探索タイプで実施 2014年度 工業技術総合センター研究報告に掲載
研究テーマ

滋賀の伝統発酵食品「鮒鮨」の食品機能性評価と製品開発

期間
平成23~25年度
概要
滋賀の伝統発酵食品の鮒鮨(ふなずし)の付加価値向上を目的に、鮒鮨と鮒鮨から分離した乳酸菌の食品的機能性データの蓄積を行うため、抗酸化性試験や血圧上昇抑制試験等を実施しました。その結果、活性は鮒鮨と鮒鮨から分離した乳酸菌それぞれに違いが見られ、高い数値(効果)を示す鮒鮨や菌株が選出されました。分離した乳酸菌株は、食品開発に利活用を進め食品素材等への利用に繋げて行きます。
実績
2011~2013年度 工業技術総合センター研究報告に掲載
研究テーマ

環境ホルモンのバイオアッセイ法による新規検出評価技術の開発

期間
平成16~21年度
概要

環境ホルモン(内分泌攪乱物質)による環境汚染が懸念されています。しかし、環境ホルモンの分析は、高額な装置と分析を行うまでに煩雑な前処理を必要とするためコストと時間がかかります。そこで、生体細胞を用いて環境ホルモンを特異的に分析する「バイオアッセイ法」が確立できれば、高価な機器や煩雑な前処理もなく、低コストで迅速な分析が可能となります。本研究は、長浜バイオ大学のシーズを活用してバイオアッセイ法で環境計測技術を有する株式会社日吉、滋賀県琵琶湖環境科学研究センターとの産学官共同研究で取り組んでいます。

実績

水生生物・生態系に影響を及ぼすと考えられる環境ホルモン様物質の測定システム -BiwaAssay (Biological Inspectionfor Water Analysis System)- を開発しました。

これは、生物学的活性の面から高感度で環境ホルモン様物質を検出測定し、評価するための細胞の開発と関連バイオアッセイ評価法です。