滋賀県酒造技術研究会

県内の清酒製造業者の酒造技術の向上、県産酒の品質向上を図るため平成13年6月に設立しました。

※本研究会は令和5年6月に発展的に解散して、現在酒造組合で全組合員を対象とした技術研修会の設置を準備しています。

 近江の清酒

 滋賀県は、東は伊吹山地、鈴鹿山地、西は比良・比叡山地に囲まれ、山々を源とする良質な地下水に恵まれています。また琵琶湖の周辺では古くから米作りが盛んで、銘水、好適米さらに気候風土に恵まれた酒造りにとっては最適な地です。

 県内にはその地の利を活かした、また長年培われてきた技術と現代科学との融合を活かした高品質で、また個性的な日本酒が多く見られます。最近では「近江の清酒」として知られています。

日本酒醸造試験室の設置

 滋賀県工業技術総合センターでは、現在の多様なニーズに応えるため、平成29年度に日本酒の技術や新製品開発が行える小型試験醸造施設の整備を行いました。 平成30年度からは、日本酒の微量な香りや味成分の分析が可能な装置を導入し、醸造試験に不可欠な香りと旨味のデータの測定・評価が可能となり、醸造から評価まで一連の試験環境の整備が整いました。